
常々、和物は苦手と公言している。
まして歌舞伎は「爺さんの白塗りは見たくない」と放言して、歌舞伎好きの顰蹙をかってしまった私。
ところが「2列目センター席」昼席という、魅力的なチケットを目の前にぶら下げられてたまには行ってみようかと。
11時に始まって終わったのが16:15の一日仕事。
腰が痛くなるし、眠くなるしで、後半は大変でしたよ。(^^;)
吉例顔見世大歌舞伎
昼の部
一、種蒔三番叟
三番叟 梅玉
千歳 孝太郎
三番叟の衣装は秋仕様。
楓や紅葉、菊の振り袖に、流水に花模様の黒帯が綺麗でした。
最初古代紫の被布みたいなのを着てきたので「下の振り袖が見たいから脱いでくれないかなぁー」と、エロじいさんみたいなことを思っていたら、脱いで踊ってくれたので嬉しかったですね。
二、傾城反魂香
浮世又平 吉右衛門
又平女房おとく 芝雀
土佐修理之助 錦之助
狩野雅楽之助 歌昇
土佐将監 歌六
日本画の土佐光興が、こんなにおっちょこちょいだったとは初めて知りましたよ。
しかし、障害者協会から苦情がきそうな台詞連発にはビックリ。
歌舞伎って何でもありなんですね。
ここでお弁当を頂く。

浅草の草津屋のお弁当とかで、味がしっかりと付いていてどれを食べても美味しい。&^.^&
おみやげ物を物色して、猫の便箋セットを購入。
デパートみたいな立派な売り場でした。
三、素襖落
太郎冠者 幸四郎
姫御寮 魁春
大名某 左團次
太郎冠者の酔っぱらい振りがユーモラス。
締めの「やるまいぞ、やるまいぞ」がなく拍子抜け。
お姫様が年増のおばさんに見えてしまいました。
四、御所五郎蔵
御所五郎蔵 仁左衛門
皐月 福助
逢州 孝太郎
星影土右衛門 左團次
甲屋与五郎 菊五郎
派手派手な衣装と回り舞台で、これぞ歌舞伎を堪能。
これぞ歌舞伎となれば寝るのが常道。(^^;)
元々和物は苦手なので「寝るかも」と思いましたが、さすがに2列目で寝る勇気はありませんでしたよ。
気持ちよさそうにスースーと寝ている友人に眼を飛ばす役者さんにハラハラして、寝るどころではありませんでした。(^^;)
終わり方が余りにも唐突で「これで終わりなの?」と聞く私に「歌舞伎はそういうもの」とあっけらかんと言う友人。
踊りや狂言が入っていたし、背景の絵や、衣装、見事な桜など、他にも楽しめる物がいっぱいあり、飽きることなく見ることが出来ました。
今日は、目の前3mで仁左衛門さんが見られただけで満足でした。
どんな公演でも席が良いとやはり面白いものですね。
食わず嫌いは改めて、これからは和物も見てみようかなと思っています。(ますますチケット貧乏に?)

