ひぐらし日記

ひぐらしパソコンにむかいて日々の些細事をチマチマとつづる日記です。

「妊娠させて!」を見る

今日は午後から芸術劇場へ。見てきたのは。
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内容は不妊治療問題などで真面目なのに、題が刺激的すぎます。
もっと、普通の題にすればチケットの売れ行きも良かったのでは、と思いました。

ミュージカルにするには重い内容で、歌詞はやはりキワモノ的でした。
一幕め始まるなり、「これは客が引くだろうな」という台詞がポンポン飛び交う。

子供が居ない既婚女性・無精子症の男性・負け組?女性・高齢出産の人などが、見に来ていたら、きっと嫌な気分がするのではないかしらと、ハラハラドキドキ。
精子バンクのドナーの場面でも、東大・早・慶・一橋以外の大学(明治以下らしい)以外の卒業生がいたら、やはりムッとするだろうし。
子宮内膜症、多胎妊娠など、生々しい医学用語もバンバン出てくるので、こういうのが鬱陶しい人もいるだろうなぁーと。
案の定、途中で席を立つ人が、一人、二人と……。
二幕目には席に帰ってこない人も居ましたね。
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でも、最後まで見ると、立場や年齢・性別を超えて考えさせられることがいっぱいあるミュージカルでした。

伴奏は生演奏のピアノが2台。

芳野芳子役のマルシアさんは、平凡で普通の女性の感じが良く出ていました。
夫役の今井清隆さん、さすがの声量でしたね
鈴木ほのかさんは、キャリアウーマンの悲哀さを出すには可愛すぎましたが、熱演。
結婚相談所所員の福井貴一さん、私は初めて見たのですが上手でした。
堂元産科医の三矢直生さんは、さすが元タカラジェンヌ、姿勢が良くてさっぱりした医師役がピッタリ。
レズの月野弥生役のANZAさん、初めて見ましたが歌も演技も素直ですてき。
一番癖がある役の西村直人さん、格好いいですね。

これだけ歌唱力がある人たちを揃えたら、ミュージカルにしたい気持ちはよく分かりますが。
希望を言わせて頂ければ、この人選で明るく楽しいミュージカルをみせてもらい、「妊娠させて!」はストレートプレイで、しっかり作って欲しかったなと思いました。

でも、劇はすごく良かったですよ。
前評判では「暗い・重い」と余り良いことは聞いていなかったのですが、実際に見ると、シミジミとした味がありました。
これから結婚する人、これから子供を持とうとしている人、お嫁さんが不妊症だというお姑さん、精子ドナーになりたい人、無精子症の男性、不妊症の女性、厚生労働省のお役人、産科医療のお医者さん達、いろんな人たちに見てもらいたい劇でした。

千秋楽で、最後に出演者全員からひと言ずつ挨拶がありましたが、みなさん「泣きながら稽古をした」とか「重いけれどやり甲斐があった」などと言っていました。

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